元青色の海月

思考の出力先

五分後仮説

「常連」と言う言葉が嫌いです。

厳密には「常連」「お得意様」になることが嫌いです。

人に顔を覚えられ、自分が購入するもの、注文するものを覚えられてしまい「いつものですか?」っと伺われるのがしんどい。

伺われると違う物を咄嗟に注文してしまう。

伺われた後ある程度の期間その店に行かなくなってしまう。

社会人にそぐわない格好をし、偏食家気質をを持つ自分からすると直ぐに覚えられてしまうことは当然のことなのだが。

この気質と性格が相まってここ数年で一人で外食することが異様に減った。

 

ラーメン屋でアルバイトしていた時は時間があるようなら色々なラーメン屋を巡っていたし。

上京したての頃は住んでる地区の自分が美味しいと思う店を知りたく巡り歩いた。

昔は人に覚えられる恐怖、嗜好を認知される恐怖を抱いていないなかった為、好奇心が故に自由であった。

 

現在、サービス業に就き、肩書を持っているのだが、本質的に向いていない。

サービス業は人の顔を覚え、相手の手間を省き行動するのが当たり前である。

「相手を覚えて会話をし居心地の良い空間を作る」、「相手の喜ぶ事を先回りして行う」

全て意味を理解しているが、自分はネジ曲がっている性格故に上記の事をされたくないし、放って置いて欲しい。最低限の業務的対応をされる方が嬉しい。

故に一般的に嬉しいと思うこともわかっているのだが、自分が嫌なことの為行動に出来ない。

人と関わるのが苦手で社会不適合な性格の癖にスキルは接客の技術しか持ち合わせていない。

板挟みの状態である。

仕事以前に人に向かない生き損ないなのである。