元青色の海月

思考の出力先

A day on the planet

職場が休業してから約1ヶ月が経過した。

この1ヶ月間で自分の身体的心身的変化が見られた。

大学卒業後サービス業に就いた為、ほぼほぼ毎日他人と会話していた。

その習慣化したルーティンがパッタリっと途絶え、他人と会話すること時間が全く無くなったのだ。

仕事の関係上不規則な睡眠起床時間を繰り返していた生活から1日の行動を計画的に組み立てた規則性のある生活へと変えた。

この2つが自分のあるべき形に戻したとも言える。

 

まず、最低限の会話しかしなくなったおかげで対人ストレスが無くなった。

3月末はこのストレスのピークに達しており、職場の同僚や当時働いていた副業の上司から独り言を発してると指摘をされた。この独り言は無意識で発せられており、自分が何を発したかを覚えておらず、他人指摘をされなければ気付ない物であった。

現状でこの症状が無くなったかはわからない、人と合っていないから指摘されること無いし、元々無意識の症状の為自分では把握できない。

だが、人とのコミュニケーションを取ることが前ほど苦にならなくなった。と言うより楽しく感じるようになった。

この間電話以外で他人と会話する機会を設けた。その時に自然と笑って会話していた自分がいた。以前なら全てぶっきらぼうに無表情で淡々と受け答えするだけであった自分が心を開いていない相手に対しても自発的に会話していたのだ。人間らしい会話が出来る自分に驚いてしまった。上京する前は「お喋り」っと言われていたし、親友といるときは永遠と話しているので、本来の姿を取り戻しつつあるのかも知れない。

 

次に不規則な生活をしなくなった。

仕事がシフト制の仕事のため、日によって起きる時間、眠る時間、食事を摂る時間等々が異なっていた。それに加えてロングスリーパー体質で何も無い休日は当たり前のごとく12時間以上寝てしまっていた。その為身体がその生活に耐えることが出来ず、体調の良い日が珍しかった。

休業に入ってから基本6時間睡眠、1日1食、毎日1時間の半身浴をを心がけた。

朝の8~9時の間に起床、12~14時の間に食事を摂り、17~18時の間に1時間の半身浴を始める、20~21時にシーシャを作り吸う、25~27時の間に就寝という生活をほぼ毎日続けた。

初めて1週間位が経つと身体がこのタイムスケジュールに慣れ、空いている時間も今まで出来ていなかった趣味の読書やベース演奏に割り振ることが出来るよになり、3月までとは違い時間を有効活用できる有意義な生活を送ることが出来るようになった。

この生活中ストレスが発生しない為か飲酒、喫煙、暴食をしなくなった。

それにより予てから問題となっていたカフェインの過剰摂取もしなくなり、身体の不具合を起こさなくなった。

 

更に住んでいる土地柄も良い方向に影響を与えたのだと思う。

東京とは言え、23区外、駅から少し離れた場所に住んでいる。人が密集していない為、都会の喧騒を感じず、周りに影響されずゆっくりとした時間を過ごせている。

人混みが嫌いで田舎が好きな自分に取って最適な環境だったのだ。

去年の段階で引越しも考えていたが、去年は何度か体調を崩した為、引っ越せず今の家に居続けることになったが、怪我の功名というべきか、そのおかげで健康に成り得る状況を作ることができたのだ。

 

誰も予測できなかった未曾有の事態のおかげで変わり映えのしない日々が送ることが出来る。何もないが故の幸せを実感できる。世界的にこの状況は不幸だが、自分は幸だったのかもしれない。